ともだち その2

おもしろいなあ


たかちんのクラスは、数が少ないだけあって、皆仲良しさんである。そのなかでリーダー格の男の子(仮にMくんと呼ぶ)がいる。たかちんのほうがずっと大きくておにいさんなのだが、その子のリーダーシップに、たかちんもそのこのいうことにはとりあえず、従っているようである。(時々いたずらされて、泣いているけど。そうなのよ、たかちんは、いたずらされても、反撃できない優しい子なの。)

でも、私からみると、そのこと、たかちんは、結構いいコンビだと思う。たかちんは、生まれながらの子分膚だし、親分膚の子とは気が合うというのも当たり前かも。

たかちんは今、担任のK先生が大好きで、K先生の前で恥をかいたりすると、隠れて、こっそり泣いちゃうくらい好きなのだ。ビーズで何か作っているとおもっていたら、K先生へのネックレスのプレゼントだったりする。

そのK先生にこないだ、「バレンタインをあげる」とかいいだした。たかちん、バレンタインはもうおわっちゃったから、ホワイトデーってことにする?ってきくと、「絶対そのほわいでーにする!」といいだし、待ちきれなくて、3月4日の日曜日にクッキーをやいた。しかし、バレンタインデーには同じクラスの女の子からチョコレートをもらっていた手前もあり、結局K先生他、2人のクラスメートの女の子にもチョコレートをあげることになった。

月曜日になって、保育園にいくときに忘れないようにクッキーを鞄にいれてあげたが、直前になって、どうしても渡せなくて、保育園に持っていけなかったらしい。

で、火曜日に私がポストにいれておいてあげるからといって、保育園にもっていった。

そこに、例の親分膚のMくんがやってきた。

「なにこれ?えっ、クッキー??Nちゃん(クラスメートの女の子)にあげんの?Nちゃん、下におったで!そっか、わかった、はずかしいんやろ?わかったわかった。俺がNちゃん連れてきたるから、ここでまっとき!」

といって、ぴゅーっと走っていった。

うわー、6歳のくせに、こんな世界ができあがってんのかーって、すごくうれしくなっちゃった。それからは子供にまかせようともって、私も保育園を離れた。

帰宅して、たかちんにどうだった?ってきくと、K先生にあげたぶんは、K先生が気をきかせて、クラスの子供達全員でわけてたべたそうです。みんなおいしかったといって、喜んでいたので、たかちんもとってもうれしかったそうです。

で、また、例の親分膚のMくんが、「だれそれとだれそれと俺のぶん、また、作ってきてな」としっかり、たかちんに要求し、たかちんも、それをメモって帰ってくる始末。(たかちんの子分膚な性格がよく現れている)

バレンタインにチョコレートをくれたNちゃんは

「チョコレートをあげたのは私なのに、なんで、他の女までクッキーもらってんのよ!」

といって、怒っていたらしい。

ああ、人生の縮図。


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