ともだち

だいじなもの


うちの保育園の4,5才児は無認可である。もともと、3才までしかなかったのを、これから認可してもらおうというもので、とりあえず、始めたものである。保育園の先生もうちのクラスは、ほんっとーーーーーーーーに良い先生ばっかりにあたったし、友達とも仲良しだし、大体、他の園に移るなんてめんどくさいじゃないか?ちゅうーことで、無認可とはいえ、息子の前の代から4,5才保育が始まり、ラッキーこの上ないなと思った。

しかし、もともと10人しかいないクラスで、無認可(保育料が高い)とあって、残ったのは6人だけだった。しかし、この6人がえらい仲良しで、いい子ばっかりだ。もちろん出ていった4人もいい子ばっかりで、時々、園に遊びにくると、たかちんなんかだきあって、きゃーきゃー喜ぶが。

朝保育園につれていったとき、どんくさいたかちんは、自分のあやとりを、すばやい運動神経の良い子にとられて、いくらおいかけてもおいつかず、えんえん泣いちゃったりしている。でも、心配ご無用。その日のお昼は、そんなことすっかり忘れて、その子と手をにぎりあって、いっしょにご飯を食べたりしている。

運動会の課題で竹馬があったが、どんくさいたかちんは、クラスで一人だけどうしてもできなかった。「家に持って帰ってもいいよ」といわれて、持って帰って家で練習していたりした。

私の小さいころを思い出すと、自分が一人だけできないと、すごくくやしくて、いつもそれが心にひっかかっていたりした。先生や友達だって、そういう子供を見下したりしたし、親なんか、「みんなにできることがどうしてあなたにできないの」と怒ったりした。競争社会、自然淘汰、強いモノが生き残るといった世界だったかもしれない。昔は兄弟も多かったし、子供の数が多かったので、自然と競争社会になっていたように思う。

うちの保育園だけではないかもしれないが、そうした競争社会とは無縁で、もちろん、なにかできなくてくやしくて泣いちゃうということはあるが、あくまで、それは誰かに負けたからとかではなく、自分の能力への向上心から泣いちゃうのだとおもう。

今回の竹馬では、先生はできないからといって、やいやい言わなかったし、お友達も「こうやったら?」みたいなことは軽くはアドバイスするが、別にできないからといって、見下したりすることは全くなかったように思う。でも、みんな「たかちんは一人竹馬にのれない」ということがずっと気になっていたらしい。

たかちんもそういうみんなに見守られて、焦ることなく、「できたらいいな」程度に練習していた。親は心配なので、なにかにつけて、休みの日に誘って一緒に練習したりした。そのせいあって、やっと運動会の前の週の日曜日に竹馬にのれるようになった。

次の日、保育園で運動会の練習があって、たかちんが竹馬に乗れるようになったのをみて、知らないふりしていた他の子供は心のどっかでやっぱり気になっていたらしく、めちゃくちゃ喜んでくれた。先生なんか、泣いて喜んでくれた。

小さい子供だったら、できないといって投げ出したり、まーそれでもいいかで終わってしまったり、他の子供も無関心だったりするよね。大きくなったらなったで、競争になったり、できないことで見下したりってなったりしがちだけど、どれにもあてはまらなかった。たかちんはがんばったし、みんな、喜んでくれた。

たかちんは、友達と先生にはすっごく恵まれたと思う。ラッキーだったのかもしれない。

私も保育園の先生やお友達にすっごくたすけられた。たかちんが助けられたのではなく、私自身が助けられた。すごく感謝している。

そんな仲間達なので、たかちんはお友達全員好きなんだが。

昨日は「おひるごはん、AちゃんとBちゃんに囲まれてたべてん」(うちのクラスは女の子が二人しかいない。その貴重な二人に囲まれて昼食をたべたらしい)と自慢していた。「やっぱり、女の子に囲まれたらうれしい?」ときいたら「うん。(^_^)」と答えていた。

がんばれよ、たかちん。

 


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